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業界団体セミナー

AM(アディティブマニュファクチャリング)業界を牽引する協会・団体による技術セミナー

開催日:2025年9月25日(木) - 26日(金)

会場:展示場内セミナーエリア(定員約60名)
聴講方法:聴講無料、事前申込不要。

※セミナー受付で名刺を1枚お渡しください。
※別途イベントの来場登録が必要です。

 

JWES

9月25日(木)

主催:一般社団法人日本溶接協会 AM部会

開催時間:13:30 - 16:30


【テーマ】
日本溶接協会 AM部会×formnext 共催セミナー
日本のAMはどうあるべきか ―AM規格、教育、品質保証―

【プログラム】

日本の金属AM適用技術は世界から2週遅れと言われている。一部の大企業では有効的に活用されているが、多くの企業では経済性の高いAM活用ができずに戸惑っている状況である。
日本が遅れてしまった理由を明確にし、この状況を一気に挽回させる方法について、当協会の活動方針と活動状況を踏まえて説明する。

一般社団法人日本溶接協会 参与 水沼 渉

欧米の状況としてFORMNEXTや米国防総省のAM推進を述べ、最近のFhGでの研究動向をふまえ、今後日本のAMはどのような方向に進むべきかを考える。

三菱重工業株式会社 エグゼクティブアドバイザー 石出 孝

近年のAM技術は、多様な産業ニーズに応えるまでに発展した一方、その利用には高度かつ分野横断的なスキルが求められるようになってきた。
AM技術者に必要な能力については、すでに国際標準も整備されつつある中で、国内における新産業分野へのAM展開を支える人材育成が喫緊の課題となっている。
本講演では、新設されたAM技能者の資格認定制度(ISO/ASTM52935準拠)に絡めて、AM技術の進化に合わせた国内のAM教育について議論する。

慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 准教授 小池 綾

近年、様々な産業分野において先進製造技術であるAM(Additive Manufacturing)の活用が進んでいる。
三菱重工業株式会社GTCC事業においても、2015年より金属積層造形設備を導入しガスタービン部品へのAM適用を進めてきた。
本報では当社ガスタービン事業におけるAM技術適用の取組みについて紹介する。

三菱重工業株式会社 GTCC事業部 ブレード・燃焼器製造部 生技課 AM技術T 小牧 孝直

Dyndrite社のAM技術とAP&C社の材料評価を組み合わせることで、サポートレスによるクローズインペラの造形に挑戦。品質管理の課題と可能性を探った。

埼玉車体株式会社 新規事業部 部長 阿久津 光雄

 

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9月26日(金)

主催:一般社団法人日本Additive Manufacturing学会

開催時間:13:30 - 16:00


【テーマ】
日本AM学会設立で加速するオールジャパンのAM研究開発体制の構築

【プログラム】

日本Additive Manufacturing (AM)学会は、2022年4月から活動していたAM研究会を前身として、2025年4月1日に設立された。
同学会はAMの研究開発全体を網羅し、産官学の枠を超えた議論の場として機能しており、9月1~3日には、初めての講演大会を実施する。
本講演では、同学会の設立の趣旨ならびに活動状況について述べる。

大阪大学大学院 工学研究科 教授 安田 弘行

当社では、主として高価なNi基耐熱合金やTi合金が使用される産業用ガスタービン等のエネルギー機器や航空機エンジンの部品を対象にAMの適用開発を進めている。
これらを対象として、レーザ粉末床溶融結合(LPBF)、指向性エネルギー堆積(DED)に関する適用開発事例を紹介する。

川崎重工業株式会社 技術開発本部 技術研究所 材料研究部 部長 岩崎 勇人

本講演ではニコンのDED技術と装置の特徴および応用例を紹介する。特に追加粉体供給機(Additional Powder Feeder)を活用した最新の造形事例を中心に、複数材料の同時供給による材料組成制御や傾斜機能材料の作製、異種材料接合など、研究開発分野における多様な可能性を広げる技術応用について解説する。

株式会社ニコン アドバンストマニュファクチャリング事業部 第二開発部 部長 長坂 博之

三菱電機製ワイヤ・レーザ金属3DプリンタAZ600の概要と、アルミニウム・チタン・マグネシウムなどの軽金属に対する取組事例を紹介します。これらの軽金属は、それぞれ特有の課題を抱えており、一般に造形が難しい材料として知られています。本講演では、これらの課題に対する最新の研究成果について説明します。

三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 産業オートメーションシステム技術部 放電応用加工システムグループ 森田 大嗣

医療や航空宇宙の分野で実用化が着実に進んでいるチタンの積層造形用途にむけて、当社が日本で初めて工業化したスポンジチタン製造で培った技術を活用してガスアトマイズ法球状チタン粉末を製造しています。
今回は本製品を紹介するとともに、研究開発事例を紹介いたします。

株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 高機能事業部 高機能材料技術グループ 参事  菅野 英明

大阪冶金興業株式会社は熱処理業を祖業とし、耐熱合金等の各種熱処理、金属粉末射出成形による部品製造、AM(PBF-LB方式)による医療機器の製造を行っています。
本講演では弊社がAMによる医療機器の実用化に至った経緯と、熱処理・粉末冶金の経験を活かしたAMに関する取り組みについてご紹介いたします。

大阪冶金興業株式会社 取締役技術部長 土井 研児

積層造形材を規格化するためには試験データに基づく許容値の策定が必要であり、国内外で規格化活動が活発に行われている。しかし、同材の長期信頼性に関する試験データは未だ少ないのが現状である。
講演では、耐熱鋼やNi基合金の積層造形材の長時間クリープ特性や組織変化の特徴を従来製法材と比較しながら紹介する。

国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究センター 材料評価分野 クリープ特性グループ グループリーダー 澤田 浩太

セミナーを総括するとともに、AM研究会の今後の展開について紹介する。

大阪大学大学院 工学研究科 教授 安田 弘行

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